内容説明
潜水艦とは、どのような艦なのか。また潜水艦はどのように働き戦ったのか。そして潜水艦をいかに使い、いかに戦えばよかったのか―日本海軍潜水艦の実状とその奮闘の航跡をたどる“潜水艦戦入門”。開戦劈頭の真珠湾の戦いから、大戦末期の人間魚雷戦まで、潜水艦戦のハイライトを生々しい体験談を基に描く海底戦の実録。回天担当参謀が綴った“どん亀”苦闘記。
目次
潜水艦とはどのような艦か
帝国海軍最高統帥部四人の考え方
潜水艦に搭載された飛行機
特殊潜航艇を搭載した潜水艦
呂号老朽潜水艦の悲惨
空母サラトガ撃破の追想
第二次特攻隊の勇士たち
ヨークタウンの撃沈と二人のヒーロー
インド洋での老齢伊号潜水艦の交通破壊戦
独断情報戦に献身した二人の艦長〔ほか〕
著者等紹介
鳥巣建之助[トリスケンノスケ]
明治41年、福岡県生まれ。修猷館を経て、昭和5年、海軍兵学校(58期)卒。水雷学校高等科、潜水学校乙種、甲種などを修了し、戦争前半、呂65潜、伊165潜両艦長、第11潜水戦隊参謀を歴任。昭和19年、海大甲種学生を経て第6艦隊参謀となる。戦争末期には回天特攻作戦担当参謀を務めた。平成16年7月、歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。