光人社NF文庫
絶海の島ニコバル諸島戦記―インド洋最前線の孤島守備隊物語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 251p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784769826699
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

内容説明

南洋の小島を守りぬいた日本陸軍随一の“弱兵”の戦い。上官には頼られ、部下からは慕われた、お人好し軍曹―逃げ場のない殺伐とした戦場で、自分を見失わずに生きた下士官の異色戦記。内地の兵営生活から最前線、人間性が現わになった捕虜体験まで描く。

目次

第1章 和歌山中部第二十四部隊
第2章 鳥取中部第四十七部隊
第3章 和歌山部隊復帰
第4章 前線派遣の秋
第5章 インド洋最前線の孤島守備隊
第6章 敗戦、収容所、そして生還

著者等紹介

前田酉一[マエダユウイチ]
大正10年1月16日、和歌山県伊都郡高野口名倉に生まれる。旧制伊都中学校卒業。昭和17年4月、和歌山中部第24部隊に入隊、同年7月、幹部候補生となる。18年秋、前線に派遣され、インド洋のニコバル諸島で終戦を迎える。21年5月、復員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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のらねこ

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日本軍の占領地で最西端にあたる、ニコバル諸島に派遣された著者の回顧録。連合軍が上陸してくることもなく、たまに空襲を受ける程度で終戦。捕虜として寛大な処遇をされていた米軍士官が感謝の言葉を述べるなど、日本軍による捕虜の扱いは、食糧事情などでまちまちだったことがわかる。終戦後に送られたレムパン島での暮らしの方が、むしろ大変そうな印象。現地には、当時の日本軍守備隊がゲリラを討伐した際の慰霊碑がまだ残っているそうです。2013/06/09

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