内容説明
日本海軍で飛行機というものが採用され、大正元年に横須賀上空を飛んでから30年―それまでの主力だった砲術部門を凌ぐ質と量をもつまでになった海軍航空。『空母こそ艦隊の主力』を世界に示した日本海軍エビエーションの歴史を写真と図表と共に描いた話題作。航空への夢を追いかけた男たちの不屈の戦いを綴る。
目次
第1章 明治、大正の海軍航空(山本英輔、飛行器研究を提唱;『軍用気球研究会』発足 ほか)
第2章 昭和―自立、躍進の海軍航空(『海軍航空本部』開設;飛行機屋士官は○○の集まり!? ほか)
第3章 昭和―日華事変下の海軍航空(「戦闘機無用論」起こる;内地発、“渡洋爆撃”敢行 ほか)
第4章 昭和―太平洋戦争下の海軍航空(「爆撃術専修」特練;“爆撃特練”の効果きわめて大 ほか)
著者等紹介
雨倉孝之[アメクラコウジ]
昭和3年11月3日、東京に生まれる。20年4月、高等商船学校東京分校(機関科)に入校、あわせて海軍機関術予備練習生を命ぜられる。終戦により同年8月、退校、同時に予備練習生も被免。戦後、日本国有鉄道に勤務。59年、退職。東京理科大学理学部卒業の技術屋出身だが、かねてより海軍史・海事史の調査にたずさわり、現在、とくに海軍制度史の研究に打ちこんでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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