内容説明
艦戦と艦爆の混成航空隊としてガダルカナル、ニューギニア方面で死闘をくりひろげた第五八二航空隊。ラバウルで、そして最前線基地ブインで、庶務主任として部隊を支えた主計科士官が歴戦のベテラン搭乗員の戦いのときを地上員たちの知られざる苦労の日々をつぶさに描いた異色のソロモン戦記。学窓から戦場へ四ヵ月の教育で赴いた短現主計科士官の戦い。
目次
序章 築地の白い鳩
第1章 学窓から海軍へ
第2章 海軍経理学校
第3章 ラバウル赴任
第4章 最前線ブイン
第5章 激戦の日々
第6章 再びラバウルへ
第7章 祖国への道程
第8章 第二郡山航空隊
第9章 終戦まで
著者等紹介
守屋清[モリヤキヨシ]
大正9年、岡山市に生まれる。昭和17年9月、東京帝国大学法学部政治学科卒業。同年10月、海軍主計科短期現役第9期補修学生として海軍経理学校入校。18年1月、海軍主計中尉任官、ソロモン群島第582海軍航空隊勤務。その後、第2郡山海軍航空隊、横須賀工廠、大湊工作部虻田分工場に勤務、20年12月、海軍主計大尉で復員。戦後、第六高等学校教官、倉敷レイヨン株式会社(現クラレ)勤務を経て、昭和51年より倉敷市にて、大原美術館役員など多数の地域社会の会社、団体に関与し現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。