内容説明
マレー沖海戦で敵艦隊を発見した索敵機機長・帆足正音少尉。山本長官遭難時の護衛戦闘機の指揮官・森崎武中尉。神風特攻隊最初の戦死者・久納好孚中尉等々海軍航空作戦の重要な局面に登場して、悪戦苦闘した若き学生パイロットたちの航跡を描いた感動作―古き良き時代の学生気質を残した軍人たちの異色の戦記。
目次
司令官の死
海軍航空予備学生への道
青春多情
育つひな鷲たち
巣立ちのとき
戦士の迷い
“学鷲”は征く
開戦前の第一撃
予備士官帆足少尉の大殊勲
西脇少尉、敵機との死闘
緒方中尉、珊瑚海に消ゆ
遺骨は帰らず
激闘の戦場、静かな内地
山本連合艦隊司令長官墜つ
遅すぎた悲劇
生と死のはざまで
久納中尉、特攻の先陣
特攻非情
二人の提督の死
国敗れて山河あり
著者等紹介
碇義朗[イカリヨシロウ]
1925年、鹿児島生まれ、東京都立航空工業学校卒。陸軍航空技術研究所をへて、戦後、横浜工業専門学校(現横浜国立大学)卒。航空、自動車、鉄道などメカニズムと人間のかかわり合いをテーマにドキュメントを発表。航空ジャーナリスト協会会員。横浜ペンクラブ会員。自動車技術会会員。カナダ・カーマン名誉市民(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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