内容説明
戦争末期、暗号士として戦艦「大和」に乗り組みレイテ沖海戦に敗れ、そしてルソン山岳戦で敗走した海軍中尉が懴悔の気持ちをこめて平成の世に問いかける投降の記録。捕虜となることを潔しとしない教育を徹底的に叩き込まれた日本兵士たちは敗残兵としていかに苦難の道を歩んだのか。現代人の想像を絶する戦争の真実を描いたノンフィクション。
目次
第1章 病兵は銃殺せよ!
第2章 包囲網を突破
第3章 強い者が生き残る
第4章 投降を決意
第5章 捕虜収容所
第6章 光と陰
著者等紹介
小島清文[コジマキヨフミ]
大正8年、東京に生まれる。昭和18年9月、慶応義塾大学経済学部を繰り上げ卒業、海軍第3期兵科予備学生隊に入隊する。横須賀通信学校で術科教育修了後、戦艦「大和」暗号士を経て海軍第26航戦司令部へ転出となる。海軍中尉。平成14年3月、歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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