内容説明
飛行機を墜とすための飛行機として誕生した戦闘機―最初に空を飛んでから二つの大戦をへて、単葉、ジェット、ステルスと進化をとげた戦闘機の発達物語。生き残るために、つねに性能向上を図らなければならなかった試行錯誤の歴史をわかりやすく綴る。F‐22ラプターなど最新情報も収載、航空ファンの本音で描く話題作。
目次
第1部 戦闘機の誕生(戦闘機前史;第一次世界大戦;プロペラ戦闘機の限界)
第2部 ジェットの激震(ジェット戦闘機の登場;短足に悩まされたジェット戦闘機;後退翼は魔法の翼?;ジェット同士の対決)
第3部 超音速の彼方へ(超音速の時代;ミサイル天国;アメリカ海軍とソ連空軍)
第4部 カネとテクノロジーの狭間で(ハイローミックス;ステルスと共に去りぬ;世界にはまだいろいろな戦闘機がある)
著者等紹介
阿施光南[アセコウナン]
1958年7月、東京に生まれる。航空分野を主としたフリーランス・カメラマンで著書も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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しーふぉ
12
プロペラ機からステルス戦闘機まで。零戦の強さの秘訣とは徹底した軽量化による速度と前回能力の両立。それも終戦時には時代遅れになりつつなっていたようです。ジェット機の時代になるとやっぱり思い浮かべるのはF15イーグル!2015/01/24
てらすけ
1
写真が豊富で、戦闘機の開発歴史がわかりやすい。2009/10/10
アリャー
0
熱気球からステルス戦闘機まで、戦闘機の変遷を一冊の本に纏めている。戦闘機は好きだが二次大戦とF-15以降しか知らない自分にとっては、大まかな流れを知ることが出来たのが良かった。また、エッセイ風の語り口になっていて、詳細な資料を元に書き上げたというよりも、航空オタクが自分の知識を使って書き上げているので、数値や詳細な技術についてまでは言及されていないので読みやすかった。2016/06/27
subuta
0
熱気球を軍事利用した話からステルス機や無人機の登場まで、戦闘機以外の話題も挟みながら色々と紹介している。諸元データを並べず、やや皮肉っぽい語り口の上に主観を交えての解説になっていて、写真やイラストも豊富なので気楽に読めた。2016/01/10
何だか
0
読みやすくて面白い。戦闘機関係の本はデータの羅列が続いて読んでて疲れるようなのも多いけど、これは違った。2014/01/15