内容説明
群青の海を、人跡未踏の峨々たる山脈を、ジャングルの繁茂する瘴癘の大地を血に染め、太平洋戦争の一大転回点となったガダルカナル戦。常に後手をふむ日本と危機管理の術策を心得ているアメリカ。両国の戦争指導部の戦略、戦術、戦策、戦法の相違が示された同会戦を、新たな方法論的観点から描くノンフィクション。
目次
第1章 幻想の戦略
第2章 大いなる遠謀―「望楼作戦」を含む三つの作戦段階 連合軍「攻勢防御」へ
第3章 大海嘯と土塁―連合軍 ガダルカナル島・ツラギ島上陸
第4章 蒼空の壁
第5章 鉄底海峡の業火―「第一次ソロモン海戦」日本海軍の戦術的圧勝
第6章 兵力温存用兵と戦略的無行為―戦場撤収の論理
補論 会戦の総括
著者等紹介
森本忠夫[モリモトタダオ]
1926年、京都に生まれる。1952年、京都大学経済学部を卒業と同時に東洋レーヨン(現東レ)に入社。東レ取締役、東レ経営研究所社長を経て、のち、龍谷大学経済学部教授。戦時中は海軍航空隊員として太平洋戦争に従軍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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