目次
戦犯裁判の始まる前夜
戦犯裁判の苛烈さに直面する
戦犯法廷内外の種々相
続けざまの死刑執行―人々はいかに死んでいったか
戦犯の坩堝の中で
今村将軍の苦衷とさむらいたちの願い
ラバウルの自然と豪軍将校との交流
逝くもの還るもの
ラバウル戦犯裁判情勢転換の兆し
戦犯裁判初期の酷烈さ
帰国の決意と最後の責務
筑紫丸入港す・復員航路
その後の戦犯事情
著者等紹介
松浦義教[マツウラヨシノリ]
明治41年4月、山口県萩市に生まれる。大正11年4月、熊本陸軍幼年学校入校。昭和4年10月、陸軍士官学校卒業。少尉任官。在学中、東京大学でインド哲学を学ぶ。参謀本部第5課勤務を経て10年、仙台陸軍教導学校勤務。11年、二・二六事件に連座した疑いで東京陸軍刑務所に収監。5ヵ月後に釈放される。12年8月、満州・東寧、ソ満偵察班長に任命。13年、国境守備隊中隊長を経て14年、第3軍参謀部(牡丹江)勤務。16年、陸軍大学専科入学。18年、38師団参謀としてラバウルに派遣される。21年、連合軍指令により現地で戦犯弁護人を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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