内容説明
―海軍軍人としての名誉と引き替えにわが一家が失ったものの大きさに、今にして目を見張るものがある―大空襲で焼失した牛込の旧山口家跡の仮住まいで九十二年の生涯を終えた未亡人の執念で保存された、山口多聞の若かりし日よりミッドウェーに死するまでの愛と情念の手紙 二百五十通、六百余枚を一挙公開。
目次
第1部 山口多聞と空母「飛龍」の最後(わが父の思い出;山口家の人々;父・山口多聞のエピソード;海軍軍人としての父;ミッドウェーの海と空)
第2部 多聞「愛」の手紙に見る男とは(父からの手紙)
著者等紹介
山口宗敏[ヤマグチムネトシ]
昭和7年9月、東京市牛込区(現東京都新宿区)北町に生まれる。昭和26年3月、東京開成高校を卒業、第一銀行に入行。昭和31年3月、中央大学経済学部(夜間部)を卒業。昭和62年9月、第一勧銀(現みずほ銀行)を定年退職。平成8年5月まで関連会社に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Madoka.@書店員復帰を目指し中!
2
山口多聞中将の息子さんが書いた本なので詳しく書かれている。知らなかった事がたくさん知れて非常に良い。2012/11/01
閑野水鳥
0
山口多聞提督の実子である方による、「父・多聞」の記録です。軍人としての功績についてはもちろん、残された手紙から、いかに山口多聞という人物が妻を、そして子を愛しているのか。また、非常な教養人で、芸術的なセンスに恵まれていたということも明らかにされています。当時の日本や諸外国にことも知ることの出来る、非常に面白くてためになる一冊でした2013/10/07