感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イロハニ
11
《拳銃王》に続く銃紹介41丁。前作同様、回転・自動式拳銃、短機関銃、ライフルに大別され(今回、散弾銃2丁が追加)目次で銃事典としても使用可。戦後初期の日本警察S&Wの描写が面白い。もっと古くは西部劇時代の回転式…そこから現特殊部隊使用銃まで、これだけの数の銃の個性が単に型録データの羅列でなくジョーク、擬音、比喩を駆使した自らの実射体験で紹介される…その射撃場の空気感も描写される…これだけでアクションノベルのネタが散在している。拳銃将軍と…王、文芸映画鑑賞の理解の奥行きを深めさせてくれそうなユニークな2冊!2022/11/04
nizi
6
以前集英社の人間に聞いたことがあるが、この本の著者である小峯隆生は「デカイ声が出せるから」という理由でプレイボーイ編集部と契約できたのだそうだ(本当かどうかは知らない)。これは20年くらい前の本なので情報的には弱いが、素直な感想が書かれているのが楽しい。特にいくつかの銃で「怖かった」と恐怖心を吐露しているのがとても良く、実際に撃った人間によるリアリティがあった。2024/11/20