光人社NF文庫
ミンダナオ島戦記―マキリンの雲は燃えて

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  • サイズ 文庫判/ページ数 252p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784769823971
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

内容説明

驚異的な米軍の物量攻勢の前に守備隊は孤立無援となり、鬱蒼たるジャングルに駆逐され、抗日・モロ族とのゲリラ戦、斬り込み白兵戦を演じながら、忍びよる飢餓地獄の中でトカゲと昆虫を食べる。最前線の極限状況に置かれた若き中尉が凄惨な戦いの日々を赤裸々に描き、人間本能と生命の尊厳を現代に問う感動作。

目次

南十字星の下に
八幡船の夢の跡
カヌーの斥候は行く
密林に現われた白馬のゲリラ
インコの飛ぶ港
ミンダナオ島に迫る危機
幌馬車は行く
ボンゴの聞こえる森の住人
モロ族の来襲
リグアサンの鬼が島〔ほか〕

著者等紹介

荒木〓[アラキイサオ]
大正13年、熊本県に生まれる。昭和17年、陸軍士官学校(56期)卒業。陸軍戸山学校(長期)修了後、歩兵第74連隊に勤務、フィリピンに派遣される。戦後、航空自衛隊に入隊。統合幕僚学校を経て、防衛大学校、各部隊を歴任する。1等空佐で退官。その後、貿易商社役員として勤務する
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感想・レビュー

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dogu

1
「おい高瀬!人間が虫けらになりきれるか。あの山の中で虫けら同様の生活をして、貴様は虫けらになれたか。虫けらになったら強くなるのか。貴様は本当にそう思うのか。中略 俺は、虫けらでない人間を、虫けら扱いにするならば、その能力を十分に発揮しないで弱くなると思うのだ。」2023/02/16

太陽の塔

1
ただの戦記や対談記ではなく、小説風に仕上げられていて、戦う意味や日本は負けるべきして負けたのかなど、思想の所にスポットを当てた戦記。2012/09/30

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