内容説明
現代に語りつぐ勝利への空戦哲学!大空の決戦に出撃すること二百余回、幾たびか死線を超えて不死鳥のごとく生還を期するエース坂井が、人生に何事かを成し遂げんとする現代の人びとに贈る一冊!
目次
1 勝負の世界について
2 自己開発について
3 苦境からの脱出について
4 考え方としての編隊空戦について
5 一殺多生の精神について
6 運命の分岐点について
7 生者と死者について
8 死線を越えることの意味について
9 同時代人の責任について
10 忘れ得ぬ空戦体験について
著者等紹介
坂井三郎[サカイサブロウ]
大正5年、佐賀に生まれる。昭和8年、海軍に入り、戦艦霧島、榛名の砲手をへて戦闘機操縦者となる。初陣の昭和13年以来、96艦戦、零戦を駆って太平洋戦争の最後まで大空で活躍。敵機大小64機撃墜の記録を持つ。平成12年9月歿
高城肇[タカギハジメ]
昭和3年、千葉県に生まれる。明治学院大学英文科卒業。翻訳に従事後、株式会社潮書房入社。月刊雑誌『丸』編集長を経て同誌主宰。文筆活動に入り、その後、株式会社光人社を創立。日本文芸家協会会員。平成22年4月歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ラウディ
1
坂井三郎さんの生の声って感じで心に残る言葉が多くあった。命のやり取りをしてきた人の表向きはなんてことのない、だけどしっかり重みのある言葉の数々。私もその1割でいいから言葉に重みを、背中に物語を背負えるような男になりたいです。2021/06/26
ハッチ
1
格言「スランプに陥ったら、脱しようと思わずに利用する」 突き当たった物事を一つの観念として捉える。 「これだけの攻撃をしたのに敵機に逃げられたのなら、こんど自分がああいうふうに的に追い詰められたらあの手で逃げられる」 あとは同じ話の繰り返しで、少しくどいような・・・。2015/03/27
ウッチー
1
著者の自分語りが延々と続く。本編の内容と重複した部分も多く、わざわざ読む必要は無かった。2014/07/21
Mihoko
1
「ひとはそのひとの生前の生き方のように死ぬと言われていますから、やっぱり、ひとは、その生き方を大切にしないといけない。」 ← 実生活でできることとできないことがあって…どう大切に生きれば完全燃焼できて自分が納得できる最期を迎えられるのか!? 私のこれから生きていく課題になった言葉でした。
U-G.Kintoki
0
対話形式なんだけど、それがかえって読みにくかったかも。著者の語りがちょい多すぎる気がしないでもない。まとめ方が良くなかったんじゃないかな。2014/07/24