内容説明
毎分一五〇〇発の発射速度と簡易操作で連合軍を震え上がられたMG42機関銃、小銃のボルト機構部に革命をもたらしたモーゼル小銃、ドイツ将兵のシンボル・P08ルーガー拳銃、MP40短機関銃など独創的な技術によって“無敵ドイツ軍”の神話を支えた歩兵兵器の集大成。ドイツ兵器を多角的に捉えた話題の技術戦記。
目次
第1章 ドイツ兵器発達略史
第2章 拳銃/信号拳銃/突撃拳銃
第3章 槓桿式小銃(ボルト・アクション・ライフル)
第4章 自動小銃/突撃銃
第5章 狙撃銃(シャルフシェツェン)
第6章 短機関銃
第7章 機関銃
第8章 対戦車銃
第9章 携行ロケット兵器
第10章 歩兵携行兵器
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
harass
18
ナチスドイツが開発使用した小火器(大砲以外)が簡潔にまとめてあります。 各銃の重量寸法バリエーション射程距離の細かいデータもあります。 捕獲した他国の銃器についても簡単に紹介しています。 辞書的な使い方をするべき本です。銃の名前からの索引と記載している写真の索引まであります。文庫本なので小さいですが写真もけっこう載っています。 現在でも通用する完成した銃が多くドイツの科学は世界一と叫びたくなる気になります。しかし、技術者魂が行きすぎて無駄に時間をつぎ込んだものがあるのは致し方ないことです。 2010/11/29