光人社NF文庫<br> 海軍設営隊の太平洋戦争―航空基地築城の展開と活躍

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光人社NF文庫
海軍設営隊の太平洋戦争―航空基地築城の展開と活躍

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  • サイズ 文庫判/ページ数 257p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784769823155
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

内容説明

陽のあたる航空部隊や艦船部隊の蔭に埋もれ、歴史のかなたに忘れ去られようとしている『蔭の戦士』たちの知られざる苛烈な日々を、基地設営隊指揮官が書き綴ったもう一つの太平洋戦争。最前線の戦場で航空基地建設に携わったみずからの体験と基地設営戦のAからZまでを、今に語りつたえる類書なき貴重な一冊。

目次

第1部 ニューギニアの砦(陰鬱なる航海;戦力強化の礎;転進、また転進;敵上陸への築城 ほか)
第2部 海軍築城設営戦の真相と反省(航空基地築城の発達;防備築城の変遷;海軍設営隊の活躍;米国の海軍設営隊)

著者等紹介

佐用泰司[サヨウタイジ]
大正8年、兵庫県に生まれる。昭和17年、日本大学工学部土木工学科を卒業、海軍施設系第一期技術科士官として奉職(元海軍技術大尉)。41年、「機械化施工合理化の研究」により工学博士の学位を受ける。49年、鹿島建設(株)取締役・土木企画部長。その後、常務、専務を経て、62年、同社代表取締役副社長。平成4年より(社)土木学会名誉会員、(財)鹿島美術財団専務理事(現在に至る)
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感想・レビュー

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ようはん

7
太平洋戦争時のニューギニアで海軍設営隊の技術将校として海軍飛行場の設営に当たった著者による当時の体験談。中盤以降は飛行隊が撤退し補給も途絶えて飢餓地獄に陥った状態からのサバイバルといった感じでトラックのエンジンと薬莢から鋳造したスクリューを取り付けた発動機船を作成したりする等限られた物資を工夫し食糧確保に努力する数々の場面が印象に残った。2019/08/02

ことぶき あきら

3
著者は元海軍技術中尉(のち技術大尉)、海軍第二〇三設営隊の中隊長として海洋築城(航空基地設営等)に従事。太平洋戦争の基地設営戦の貴重な記録です。モッコが一つしなかくてこれでは荷揚げができない!とか、隊長、警備隊の奴らが滑走路を耕しています!とかいろいろ突っ込みどころ満載の自伝です。著者はじめ隊員たちは優秀で士気も高い。ただ、これで戦争に勝てるかというのはまた別の話です。後半はニューギニアでの自活、自給自足の記録となっていきます。兵站、設営などは重要です。先の大戦の教訓の一つとすべきものです。2017/02/12

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