光人社NF文庫<br> 東京大空襲―B29から見た三月十日の真実

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光人社NF文庫
東京大空襲―B29から見た三月十日の真実

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  • サイズ 文庫判/ページ数 207p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784769823032
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0195

内容説明

B29が降らした焼夷弾の閃光は数マイル離れて見ていると、あたかも暗い部屋で巨大なマッチが擦られているようだ―対日戦の切り札、戦略爆撃機B29とM69焼夷弾、そして、ルメイをはじめとする米兵たちの苦悩と恐怖―日米両国の資料と証言をもとに、東京大空襲がいかに計画され、実施されたかを解き明かす。

目次

第1章 新兵器開発(焼夷弾M69;戦略爆撃機B29)
第2章 戦略暗号「マッターホーン」(インドへの道;迎撃;成都発進)
第3章 マリアナ発進(烈風;解任;模索)
第4章 東京大空爆(前夜;敢行;地獄)

著者等紹介

カー,E.バートレット[Kerr,E.Bartlett]
戦史家。ウエストポイントを卒業後、朝鮮戦争に従軍。その後、アメリカ陸軍第2次世界大戦史全集刊行にあたり著述陣の一人として参加。主な著書に『降伏と生存』『アメリカ兵の捕虜体験1941~1945』がある

大谷勲[オオタニイサオ]
写真家。日本大学芸術学部写真学科卒業。1970年代前半、日系アメリカ人を取材し膨大な量の記録写真をのこした。“東京大空襲”についても、日米関係を探るという基調において、同位置にあると語っている。著書に「他人の国、自分の国―日系アメリカ人オザキ家三代の記録」(第6回日本ノンフィクション賞新人賞作品)、「ジャパン・ボーイ」「ロサンゼルス日本人町」、「夏の肖像」(光人社刊)などがある
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

19
落とす側の目線で書かれた本です。冷静な記述と実際の兵士たちの言葉が興味深かった。兵士にも、敵側にも、平等に冷酷で効果的な戦術を敷いたトップ。アメリカが初めて「無差別爆撃」を行った作戦だという史実。最後の最後に日本側の視点が出てくるのが効果的。よく書かれた戦史です。2016/02/08

Taichi Yokomizo

0
終戦の日にちなんで。東京が焦土となった。戦後30年生まれの自分からすれば実感はないけど、これは歴史というには近すぎる出来事なのだろう。アメリカ側からの視点で描かれているのである程度差し引いても、「夜間都市部焼夷弾爆撃」という戦術に対して、前線の司令官は比較的最後まで逡巡していたという点は印象に残った。2014/08/25

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