内容説明
太平洋戦争の開戦とともに近衛歩兵第五連隊は、マレー半島西岸をシンガポールめざして南下した。兵隊たちはゴムの木の葉と同じ緑色に染めた軍服を着用し、自転車を駆って進撃する―野村大使と日米交渉にあたった岩畔連隊長がタイ・マレーをへて“東洋の牙城”攻略にいたる六十日間の戦いの全貌を克明に描く。
目次
第1章 タイ・仏印国境
第2章 宿望のマレーへ
第3章 ムアル河畔の戦闘
第4章 バクリの殲滅戦
第5章 二つの大勝利
第6章 戦勢、海岸道に移る
第7章 シンガポール攻略
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tora
1
視点が定まっていないので文章は読みにくい。しかし、押せ押せの日本陸軍の戦闘が読める書籍は珍しい。2011/01/20
Kensuke Ohtera
0
しかしまああんなちっぽけな島国が当時この辺りまで影響力があったかと思うと恐れいる。しかしそれには二日二晩寝ずに進軍した末端の兵士たちの苦労があってからこそなんだと思った。日本軍の異常な進軍スピードで英豪印軍は大混乱に陥って捕虜も8万近くでたらしい。ジョホール水道渡河作戦はハラハラした。決して戦争を美化するわけじゃないけど当時の日本人の凄さに脱帽。その子孫として頑張っていかねば。2013/11/30
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