内容説明
昭和二十年二月、米軍に日本側を上まわる三万近い損害をあたえ、米国民を震撼させた栗林忠道中将麾下の硫黄島守備隊―世界の戦史にその名をとどめた未曾有の攻防戦を、日米の公式記録はもとより、手紙・日記類にいたるまで詳細に調べあげ、生存者の証言をも得て、極限状況の戦場を赤裸々に描いた感動の記録。
目次
第1章 運命の島(栗林兵団;史上最大の敵前上陸 ほか)
第2章 決死の上陸(二月十九日午前八時五十九分;血に染まった砂浜 ほか)
第3章 摺鉢山の死闘(厚地大佐の堅陣;御楯特別攻撃隊 ほか)
第4章 栗林兵団の最後(地獄の二週間;屏風山の要塞 ほか)
著者等紹介
ニューカム,リチャード・F.[ニューカム,リチャードF.][Newcomb,Richard F.]
元AP通信本社国際部デスク。第2次大戦中、米海軍の従軍記者として太平洋戦線の取材、報道にあたった。原爆搭載艦だったインディアナポリス撃沈をスクープする
田中至[タナカイタル]
1927年、京都府に生まれる。海軍兵学校卒業(76期)。戦後、青山学院大学英文科、コロンビア大学大学院新聞学科を卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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