内容説明
ヒコーキを設計した技師、作った工員、点検保守した整備員、乗ったパイロットの声とともに、雲間から現われては消えていったヒコーキたちの訴え―そうしたヒコーキの叫びに、じっと耳を傾けるヒコーキ博士佐貫亦男が、世界各地を飛び回ったみずからの体験と共に綴ったヒコーキ・エッセイ。
目次
1 翼の誕生から大戦間の谷間まで(千回の滑空;ややこしい機名;棺桶とろうそく;御家人剣法;赤い翼 ほか)
2 戦略爆撃から大量輸送まで(貴族の装い;腰抜けハゲタカ;死の床;軽戦の思想;タラントの勝利 ほか)
著者等紹介
佐貫亦男[サヌキマタオ]
明治41年1月1日、秋田県横手市に生まれる。昭和6年、東大工学部航空学科卒業。日本楽器製造社員(プロペラ設計)、気象庁測器課長、東大教授(工学部航空学科)、日大教授(理工学部)をへて、航空宇宙評論家となる。工学博士。日本航空協会理事。日本風力エネルギー協会会長。昭和44年「とぶ―引力とのたたかい」で第17回日本エッセイストクラブ賞受賞。航空宇宙機器学専攻。平成9年6月、歿
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感想・レビュー
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