光人社NF文庫
空と海の涯で―第一航空艦隊副官の回想 (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 634p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784769820987
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

内容説明

“体当たり”戦法を生みだした悲劇の提督大西瀧治郎―その副官として仕えた著者が、苦悩に満ちた大西中将の知られざる素顔とその最後の奮闘を綴る回想記。短現教育四ヵ月で実施部隊に配属され、ハワイ作戦の空母「瑞鶴」艦内から、比島戦の特攻隊誕生の瞬間まで、苛酷な最前線の実体を冷静な眼でとらえた感動作。

目次

第1章 空母「瑞鶴」に乗り組む
第2章 呉鎮守府第五特別陸戦隊の作戦
第3章 予科練の土浦航空隊へ
第4章 新設第五五一航空隊に移る
第5章 再建された第一航空艦隊司令部
第6章 終戦

著者等紹介

門司親徳[モジチカノリ]
大正6年、東京に生まれ、府立6中(現・新宿高校)を経て昭和12年、旧制浦和高校を卒業。昭和16年、東京大学経済学部を卒業して日本興業銀行に入社。同年、第6期短期現役主計科士官として海軍主計中尉に任官、昭和19年8月、第1航空艦隊副官。昭和20年、主計少佐。昭和21年、日本興業銀行に復職し、42年、取締役総務部長、45年、「丸三証券」社長、56年、相談役。62年、(株)ニチロ監査役を兼務。平成20年8月歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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もちもち

5
一般の大学を出て主計士官となった人の手記。 前線に出るわけではないので、迫力のある戦闘シーンを読みたいなら他をあたったほうがいい。 空襲の音が聞こえると胃にシコリができると何度も書いてあるが、海兵出の士官だと絶対にこうは書かないだろうなと思った。 大西長官について知りたかったので個人的には満足。2021/07/13

Monbe Sakai

1
この本を読む動機となった日吉台中の朗読劇「安全地帯にいる人のいうことは聞くな」のセリフを探したところ、敗戦目前になっても特攻を継続しようとする司令部に対し「安全地帯にいて、体当たりを命じることは、もうやめるべきではないか。」と著者が思ったという部分を見付けた。2025/02/15

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