内容説明
明治28年から昭和20年まで日本統治時代の50年間を中心に、台湾には日本の神々を祀る大小の神社が造営された。官幣・国幣の大規模な神社から、学校・企業・軍隊内の神社、移民村や先住民の村々の祠まで、いまも遺跡・遺物が見られる230社の来歴・現状をまとめた初めての本。
目次
第1部 総督府と神社(北白川宮能久親王;大正天皇御大典記念;皇太子台湾行啓 ほか)
第2部 産業及び社会と神社(樟脳;水力発電;ヒノキ ほか)
第3部 台湾の神社への疑問(いったいどれだけの神社が造営されたのか;神社はどのような場所に、どのような社会状況下で造営されたのか;なぜ、多くの神社が総督府に公認されていないのか ほか)
著者等紹介
金子展也[カネコノブヤ]
1950年北海道生まれ。小樽商科大学商学部を卒業後、(株)日立ハイテクノロジーズに入社。系列会社を含め、シンガポール及び台湾に駐在。定年後、(株)アンカーネットワークサービスに勤める傍ら、神奈川大学非文字資料センター研究協力者として海外神社の調査・研究に携わる。また、一般財団法人台湾協会の評議員も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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