内容説明
センサーと衛星を介した高速リンクで陸海空の最前線から本国司令部まで正確・迅速な情報の収集・共有を可能にした情報通信テクノロジー。ハードウェア主導からソフトウェア主導へ、進化と変革を続けるウエポン・システムを徹底解説する“ミリタリーITの教科書”全面改訂版バージョン3。
目次
軍用ICTにまつわるイントロ
場面ごとのICTの関与(情報収集・監視・偵察;作戦発起と兵站支援;プラットフォーム;兵装の照準と発射;電子戦;新たな戦闘空間の出現)
ICTの活用が変えたウェポン・システム開発
コンピュータと関連技術
軍事作戦と通信技術と通信インフラ
ネットワーク化と情報の共有
ネットワークの構築と指揮統制システム
「戦うコンピュータ」がもたらす諸問題
著者等紹介
井上孝司[イノウエコウジ]
テクニカルライター。1966年生まれ。マイクロソフト(株)などを経て、1999年春に独立。当初はIT関連分野で書籍・雑誌記事などの執筆からスタートしたが、IT教育分野やゲームソフトの監修などにも進出。その後、鉄道を初めとする運輸・交通分野や、軍事・安全保障分野にもテリトリーを拡大(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kenitirokikuti
7
第1版は2005年、第2版は2001年、そしてこの第3版は2017年。大変化すぎて要約することもでけんわ…。▲F-35のプログラム開発言語はC++▲相互接続性(インターコネクティビティ)と相互運用性(インターオペラビリティ)。届いたメールが化けてたら、後者が確保できない(わかる)▲英海軍の原潜の指揮管制装置。過去はAdaで書かれていた。これをWindows2000に移植(開発中にXPに変わった)。んー、VMウェアを使ってるようだ▲海自の「ひゅうが」型、期限切れのXPらしい▲パナソニックのタフブックは人気2018/11/24
Mariyudu
1
「第五の戦場」なるサイバー空間での攻防の実態が知りたいなぁと思って買ったんだが、軍事全般における ICT の経緯と実情、的な内容ですた(泣。まぁこれはこれで興味深いのだけど、圧倒的な網羅・羅列性とボリュームの裏返しで読み物としては平坦に感じられてしまうのか、途中から忍耐モードにw COTS 化(民生品活用)の章では、その昔某訓練システムに関わった時の記憶が蘇りウンウンと頷きマンになる俺。2019/03/17