内容説明
海軍式スマート飲酒の作法。将兵たちは艦内、上陸時において、いかにアルコールを嗜んでいたか―世界各国の海軍と対比しながら、日本海軍の飲酒の実態を明らかにする蘊蓄満載の軽妙エッセイ。エピソードで綴る帝国海軍飲酒事情。
目次
第1章 「とりあえずビール」から
第2章 酒と策略、あるいは酒と戦術
第3章 海軍とアルコール飲料各種
第4章 酒のつまみとして(エピソード集)
第5章 英海軍式と米海軍式“艦内飲酒と艦内禁酒”
第6章 「水盃」―謹んで英霊に捧げる
第7章 知って飲むとさらに味わい深い酒の雑学
著者等紹介
高森直史[タカモリナオフミ]
海軍史・海軍料理研究家、管理栄養士。1939年、熊本県人吉市生まれ。1959年、佐伯栄養専門学校卒業。1965年、海上自衛隊幹部候補生学校卒業。防衛大学校教官、護衛艦補給長、航空群司令部幕僚、海上幕僚監部人事課、護衛艦隊司令部幕僚、海上幕僚監部衣糧班長・給与班長、第4術科学校研究部長、舞鶴地方総監部経理部長等を歴任。1986年7月、1等海佐。1994年、退官。「肉じゃが」のルーツ発見者。舞鶴、呉の町興し等、海軍料理を通じて食文化普及、栄養相談等で活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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植田 和昭
20
酒と海軍の微妙な関係を歴史的に説明した貴重な書。ビールからウイスキー焼酎ワインとなんでも飲んだ海軍の酒事情。かたやアメリカ海軍ではなぜ禁酒なのかなどなど。酒を飲んだうえでの逸話もいろいろのっています。要するにスマート飲酒のことが書かれています。昔の軍艦には酒保があり、アルコールも売られていましたが、現在の海上自衛隊のPXには置いてないんだとか。道理で、新聞で艦内飲酒の事が報道されるはずです。酒を飲むのは個々人の自由ですが、人に迷惑をかける飲みかたは厳禁です。教員にも人が変わってしまう人がいるよなあ。2020/09/14
Tatsuhito Matsuzaki
0
海軍史と海軍料理の研究家である著者の高森直史氏は、元1等海佐であり「肉じゃが」のルーツ発見者とのこと。2016/09/17
h t
0
お酒にまつわるあれこれ2016/07/24
ごいんきょ
0
先日読んだ本に続きまたまた酒のうんちく。 酒は1/3くらいで残りは海軍かもしれませんが。2016/07/03
佐倉 海人
0
海軍と酒に関する四方山話の本。様々な逸話が載ってて楽しく読めます。2021/11/20