内容説明
第二次世界大戦後期、陸軍の期待を一身に集め、「大東亜決戦機」と呼ばれた中島四式戦闘機「疾風」―昭和19年10月に始まった比島航空戦には9個戦隊が投入され、激闘を繰り広げた。日本軍戦闘機としては零戦、一式戦「隼」に次ぐ生産数を誇り、機体をテストした米軍からの高評価を得ながら、何故か戦記・映画等では注目されることが少ない陸軍最後の主力戦闘機「疾風」の全貌を収めた1冊!
目次
還ってきた「疾風」
クローズアップ“HAYATE”
里帰り「疾風」のいま
現存する日本陸軍戦闘機
渡部利久の精密イラスト
塗装とマーキング集
ギミック満載の「陸鷲」たち
九七戦乙型出動せよ!
決戦機「疾風」アルバム
追憶の陸軍ファイター〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roatsu
13
ビジュアル、解説ともに本機の詳細を知る上で充実の一冊と思う。登場時の戦局から零戦が無敵神話を作ったような派手な舞台こそ無かったが、ノモンハンで苦しんだ戦訓以来曲折を経たものの重戦闘機に関する日本陸軍の回答として、また中島飛行機を始め日本の航空技術の結晶として末期の空の戦いで主力を務めた実績はもっと顧みられてよいと思う。何より1年余りの活動期間で、資源途絶と空襲、熟練工不足の製造状況のもと品質はさておき3,500機以上の量産を実現したことは性能とは別にメーカー・中島の凄さを見る思いがある。2016/05/19
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