内容説明
「情報」を正しく読まねば勝利はない!最前線の戦闘から、国家間の駆け引きまで、「情報」の正しい分析・活用なしに勝利は覚束ない。衛星・UAVなどの技術的偵察手段、スパイなどによるHUMINT(人的情報)のみならず、国家や軍の公式発表、マスコミ報道などの公然情報から、いかにして必要な情報を収集し、分析し、活用するか―現代戦を支配する軍事情報の読み解き方。
目次
第1章 インテリジェンスと情報の読み方
第2章 各国の情報収集手段と、それぞれの特徴
第3章 こんなところから情報が漏れる!
第4章 集めたデータの整理・分析と情報資料
第5章 情報源の秘匿と情報過誤
第6章 敵対勢力について知る
第7章 敵対勢力の能力を知る
第8章 プロパガンダや欺瞞にまつわるいろいろ
著者等紹介
井上孝司[イノウエコウジ]
テクニカルライター。1966年生まれ。1999年春にマイクロソフト株式会社(当時)を退職して独立。当初はIT分野で、現在は航空・軍事・鉄道といった分野で著述活動を展開中。メカニズム解説や、センサー・指揮管制・情報通信などのシステム分野を得意とする。『配線略図で広がる鉄の世界』(秀和システム)で、2010年3月に第35回交通図書賞一般部門・奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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ゴジラ 芹沢
5
考えれば当たり前の話ではあるんだが、情報の入手は比較的易くても、得た情報の選別に補正値の入力にデーターベース化と会ったこともない人物を腹の内を探るのに途方もない労力がかかるな2019/04/16
ロッキーのパパ
2
タイトル通り、インテリジェンスについて基本的な知識を得るにはちょうどいい本と思う。 インテリジェンス=諜報というと情報を収集する部分に着目することが多いけど、それはインテリジェンスのだ一歩であることが良く分かる。本書の姉妹編であるロジスティックスも読んでみよう。2014/05/23
ごいんきょ
1
これはビジネスの世界にも共通する内容です。2015/01/21
artillery203
1
基本的にはどれも当たり前の事ではあるが、当たり前ゆえにあまり意識しない"情報の読み方、使い方"。それが、一冊の本にまとまっており、テーマごとに参照できるのはありがたい。情報に関しては、思い込みや常識が一種不要なバイアスとなるため、できる限り目線を変えた読み方をしていきたい。2014/11/22
たかひー
1
★★★★ ミリタリー中心ではあるけれど、他にも応用はできそうな内容。情報への感度は敏感でありたい。2014/08/15