内容説明
海底空母や水中高速潜をうんだ造艦技術と用兵思想の狭間にあって苦闘した体験当事者たちの証言。栄光と悲話に彩られた第6艦隊の実力とサブマリン生活の全貌。
目次
日本潜水艦戦法の成功と失敗
「大和魂」に敗れた伊号潜水艦
わが「ドン亀」にみる艦内特殊事情
潜水艦はこうすれば操縦できる
造船官がみた驚異の潜水艦事件史
恐怖と戦慄「伊二五潜」初陣の記
追憶の「伊二五潜」アメリカ本土爆撃
潜水空母「伊四〇一潜」遂に参戦せず
私は伊四〇〇潜洋上降伏の立会人だった
青い目のみた伊四〇〇潜水艦の最後〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アリャー
1
本書は雑誌に投稿されていたコラム的なものをまとめた本のため、一つ一つの話は短いが数は多く、また、執筆された方は全て潜水艦の乗組員や開発に関わった人なので、本書でしか知ることの出来ないエピソードが色々ある。伊168や伊19のような大きな戦果をあげた艦から、目立った戦果は無いが、地味ながらも活躍した艦の乗組員の話もある。また、当時の立場も色々で、艦長や水雷長のような士官から、炊事班のような下士官の話まであるので、色んな視点での潜水艦事情を知ることができ、興味深い話が多かった。2015/09/16
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