最後の雷撃機―生き残った艦上攻撃機操縦員の証言

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  • サイズ A5判/ページ数 283p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784769815280
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

「敵艦に3度雷撃して生還した者はいない」―といわれた雷撃隊員として800キロの魚雷を抱いた艦上攻撃機を操り、太平洋戦争を戦ったパイロットの熾烈な戦場体験。夜間雷撃で撃墜されてソロモンのサメの海を泳ぎ、台湾沖航空戦では被弾しながらも17機の編隊中ただ1機生還、さらにフィリピンではグラマンに襲われながら奇跡的帰還を果たす…。翔鶴艦攻隊に配置以来、ソロモン、北千島、比島、沖縄と転戦、つぎつぎに戦友を失いながらも誇りを胸に闘い抜いた元海軍搭乗員の最後の証言。

目次

第1章 憧れの海軍航空隊へ
第2章 雷撃機操縦員
第3章 空母翔鶴艦攻隊
第4章 ブーゲンビル島沖航空戦
第5章 タロキナ沖攻撃
第6章 北の海で
第7章 台湾沖航空戦
第8章 フィリピンでの戦い
第9章 沖縄作戦・特攻・終戦

著者等紹介

大澤昇次[オオサワショウジ]
旧姓・町谷。大正9年(1920年)5月、新潟県新発田町(現・新発田市)に町谷家の次男として生まれる。昭和10年(1935年)6月、横須賀海兵団入団。9月、海軍通信学校入校(42期生)。13年2月、霞ヶ浦海軍航空隊に入隊(43期操縦練習生)。11月、艦上攻撃機操縦員として館山海軍航空隊入隊。以後、鈴鹿空、宇佐空、筑波空、鹿屋空に勤務。18年5月、空母翔鶴乗組。11月5日、第一次ブーゲンビル島沖航空戦に参加。10日、タロキナ攻撃に参加、被弾・不時着水(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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吉川 徹三

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本書は元大日本帝国海軍航空隊の雷撃機パイロットが綴った戦記だ。坂井三郎さんの「大空のサムライ」や岩本徹三さんの「零戦空戦88年」などを過去に読んだことがあるが、雷撃機搭乗員の戦記を読んだのは本書が初めてである。読了後の感想としてはアメリカ海軍の「レーダーピケット戦法」の悲惨かつ驚異的な恐ろしさである。速度の遅い艦攻艦爆隊を戦闘機で迎撃した後、「VT信管」での対空砲火で 200機近い日本軍機が15機しか生還できなかったのいう怱々たる海戦もあったそうです。2015/03/05

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