内容説明
綿密周到な取材と豊富な資料とを駆使して、世界第一級人物の愛と真実に挑み、その人間像を活写した直木賞作家の会心のライフワーク!動乱戦火の昭和史を背景に展開する、壮絶華麗にして大いなる感動を呼ぶ海軍人物伝。
目次
第1部(翼への途;炎の人;少年;ロンドンの鷲;欠けた指;雪の朝;新しき火)
第2部(二つの顔;消えた希望;開戦前夜;ニイタカヤマノボレ;トラトラトラ;霧のいたずら;マレー沖の花束;軍艦マーチ)
第3部(快進撃;池田の従軍;東京初空襲;珊瑚海の波しぶき;蒼い月;南溟の死闘;落日の譜)
著者等紹介
戸川幸夫[トガワユキオ]
明治45年、佐賀県に生まれる。私立高千穂中学より旧制山形高校に進む。同校中退後、東京日日新聞(いまの毎日新聞)社会部記者となり、サン写真新聞取材部長、東京日日新聞社会部長、毎日新聞社会部副部長、毎日グラフ編集次長となる。この間、長谷川伸に師事して文学を学び、昭和29年「高安犬物語」にて直木賞を受賞。以後、作家生活に入る。平成16年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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