内容説明
平時においては予算の分捕り合戦を演じ、戦時においては手柄の取り合い、責任のなすりあいに終始した。なぜ陸海軍は対立し、対抗意識ばかりが強調されていったのか。陸海軍の統合は不可能だったのか。日本の軍隊の成り立ちを、エピソードをまじえて平易、明快に解きあかした意欲作。
目次
第1章 「陸の長州」「海の薩州」
第2章 日清、日露の両戦役
第3章 軍備計画と大正軍縮
第4章 ともに歩んだ戦争への道
第5章 大勝利の裏に崩壊の芽
第6章 陸海軍の確執がもたらした壮大なる破綻
著者等紹介
藤井非三四[フジイヒサシ]
軍事史研究家。1950年、神奈川県生まれ。中央大学法学部法律学科卒業。国士舘大学大学院政治学研究科修士課程修了(朝鮮現代史専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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