ニューギニア砲兵隊戦記―東部ニューギニア歓喜嶺の死闘

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784769814146
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

発射弾数4260発。激闘三ヵ月半。山砲二門を擁して東部ニューギニア歓喜嶺に死闘を展開した砲兵中隊長、渾身の手記!砲兵の編成、装備、訓練、補給、戦場生活、陣地構築から息詰まる戦闘の一挙手一投足まで縷々活写した稀有の戦記。

目次

第1章 砲兵隊、南の海へ
第2章 戦場はニューギニア
第3章 反転歓喜嶺へ
第4章 砲兵対砲兵の戦い
第5章 馬場小隊全滅
第6章 最後の死闘
第7章 転進命令
第8章 彷徨の果てに

著者等紹介

大畠正彦[オオハタマサヒコ]
大正8年生まれ。群馬県沼田中学より東京幼年学校をへて昭和14年、陸軍士官学校(52期)卒業。少尉任官後は野砲兵二十六聯隊に赴任。17年1月より第三中隊長。18年7月ニューギニアに上陸後、歓喜嶺に死闘を展開。その後は第一大隊長代理として終戦まで、すべての戦闘に参加。19年末、少佐。ムッシュ島に抑留後、21年2月復員。昭和29年、陸上自衛隊に入隊、第七師団特科(砲兵)大隊長、副連隊長等を歴任。平成16年4月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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鍵窪錠太郎

1
南方で昭和18,9年の話だけれど意外とのんびりしていたというか悲壮感が無かった。著者自身が有能で周りもそれに応えてくれる人々が多かったからか、読後感が変な気もするけれど爽やかと言えば良いだろうか?戦争なので著者の部下は死んではいるし、その最期について著者は戦後も悩み続けたけれど晩年に当時の敵国の資料から最期が分かり安心して天寿を全うされたみたいだし…ところで同じニューギニア戦線でも水木しげるだと(そもそもの立場が違うとはいえ)阿鼻叫喚な描かれ方をしているが、場所や立場や兵科で見え方が違ったんだろうなぁ。2017/08/05

a-park

1
「優秀な指揮官が創意工夫で難局を乗り切る話」としてはとても面白い  ……が、それ故に個人の創意工夫ではどうにもならないことがあるというのを逆に実感させてくれる2009/09/06

artillery203

0
なかなか、砲兵戦闘がメインとなっている本はないので、それだけでも価値がある。もちろん、歓喜嶺における戦闘戦史としても良い。著者でもある大畠中隊長の指揮官としての矜持が伝わってくる。2013/10/24

teitowoaruku

0
圧倒的な火力差とニューギニアの魔境に妨げられて極限の戦闘だったという東部ニューギニアの、歓喜嶺における砲兵中隊の戦いを中心に書かれた戦記。ひとつの砲兵中隊においても、指揮小隊、戦砲隊、段列といったそれぞれの役割に応じた部隊に分かれていたことがわかった。人外魔境だったニューギニアで重い山砲に人力で弾薬を補給しながらの戦闘は困苦を極めただろう。その中での苦闘の記録。2022/04/10

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