内容説明
戦術、戦法が各国で異なるように、世界の軍隊のコンバット・レーションを食べくらべてみれば、お国柄や食文化、思想のちがいが一目瞭然でおもしろい。熱気と湿気にうだり、極寒に耐えて戦う兵士たちの“心の糧”となる戦闘糧食のすべてを軽妙、快活に綴るフォト・エッセイ。
目次
第1章 ボスニア・ヘルツェゴビナ(アメリカ;フランス;ドイツ;ウクライナ;スウェーデン;フィンランド;クロアチア)
第2章 アルバニア&マケドニア(イタリア;ベルギー;カナダ;アメリカ;日本;自衛隊食堂訪問記;台湾)
第3章 コソボ(HDR;BP‐5;警視庁の「五目ご飯」を食べる)
第4章 東ティモール(マレーシア;オーストラリア;シンガポール)
第5章 再訪ボスニア・ヘルツェゴビナ(イギリス;スペイン;リトアニア;ポーランド;デンマーク;ノルウェー;ロシア;アメリカ;零式戦闘糧食登場!)
著者等紹介
大久保義信[オオクボヨシノブ]
1963年、茨城県に生まれる。コンピュータ技術者を経て、月刊『軍事研究』編集者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ケルトリ
3
世界各国のレーションの食レポ本。 ネットなどで検索すると何個か出てくるが、あれをさらに綿密かつ沢山集めたような内容になっている。あれを読むのが好きな人は是非とも読んでほしい。2020/01/19
くさてる
1
世界22カ国の戦闘糧食を紹介したエッセイ。ネットで画像は見たことがあるけれど、こんなに詳しい紹介は読んだことが無かったので、面白かった。それぞれお国柄が出ていて、食と文化に興味がある人にお勧め。マニアっぽいこだわりがデータ面の徹底ぶりに現れているのも好印象。でも文体は適度にくだけていて読みやすかったです。2012/02/09