内容説明
中国要人はことあるごとに歴史認識を口にして日本を批判します。自国の首相が靖国神社に参拝するのに他国からとやかく言われるのは快くありません。大方の日本人はあの戦争に苦い思いをいだいているはずですが、何度も謝り、莫大な経済協力をしても変わらぬその論調に、うんざりしているのも確かです―日本人はいつまでも贖罪意識をもって中国を語らねばならないのか。日中関係の光と影。
目次
明治日本と中国の出合い
斜陽清国のプライド
朝鮮半島をめぐる確執
戦艦「鎮遠」「定遠」が長崎に無通告入港
開かれた軍事対決への道
日清戦争の波紋
臥薪嘗胆の日本
義和団と北京篭城五十五日
日英同盟から日露戦争へ
革命家孫文と根拠地日本〔ほか〕
著者等紹介
永沢道雄[ナガサワミチオ]
1930年生まれ。東京出身。朝日新聞整理本部長、編集委員、朝日カルチャーセンター(東京)講座部長等を歴任。戦争体験を掘り起こす会運営委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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