内容説明
刑務官の95パーセントは死刑台すら見たことがない!警察官も、検察官も、弁護士も、裁判官も、法務大臣も知らない死刑の実態。日本の刑罰の執行を専門家・死刑執行人が公開する驚愕のドキュメンタリー・ノベル。“刑務所を知りすぎた男”が、人間社会の縮図・塀の中の現状とその中でくりひろげられる刑務官、囚人の人間模様を描く話題作。
目次
第1章 こころ(運動会;傷害事件;精神病棟 ほか)
第2章 ぼくは眠らない(拘置所;死刑執行指揮書;処刑前夜 ほか)
第3章 ふりかえらない足音(スキャンダル;瀬戸の海;ただ一人の理解者 ほか)
著者等紹介
坂本敏夫[サカモトトシオ]
1947年生まれ。NPO法人『あいうえお』(子育て支援ほか)最高顧問。1967年、大阪刑務所管理部保安課看守を拝命。以後、神戸刑務所処遇係長、大阪刑務所処遇係長、法務大臣官房会計課主任、東京矯正管区矯正専門職、長野刑務所課長、東京拘置所課長、甲府刑務所課長、黒羽刑務所課長、広島拘置所総務部長を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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じょみ
3
本題とは違ったところでゲンナリ感が残りました。2012/02/24
shuco
1
ノンフィクションじゃなかったけど事実も近いような。現場も死刑に反対の人が多いんだろうな。精神を病んでしまう人も多いみたい。ヨーロッパでも日本でも世襲制だった執行人が今では看守が執行人になってるという。日本は源平の戦い以前は死刑制度は廃止されてたとか。死刑囚も冤罪とまではいかないけど主犯でない人が死刑になっていることもあるみたい。それは映画でもしてたから本当なんだろうな。道徳の教育を刑務所ではせずに結局なかで虐待みたいなことが行われて再犯する受刑者が多かったら意味がない。そんなことも書きたかったんだろうな。2023/10/03
あられ
1
この題名、誤解を招くのではなかろうか。死刑を執行する所は「拘置所」である。刑務所では、死刑は執行できません。確かに、刑務官は、刑務所勤務も拘置所勤務もあるけれど。刑務所史というより、ある刑務官の一生物語、という感じでした。が、人間関係ぐたぐたで、気持ちのよくない物語でした。選択を誤ったか。。。2011/12/11
hamm
0
☆☆☆
はじけろくん
0
ドキュメンタリー的なタイトルですが、中身はあっちこっちと場面が変わる歯切れの悪いストーリーが続いて読後感は微妙な感じでした。2013/12/02