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内容説明
海の男たちの食文化―ロマンに満ちた大航海時代、帆船乗組員は何を食べて冒険をかさねたのか！？帝国海軍の艦隊料理のルーツとは！？ウイット溢れるイラスト・エッセイ。
目次
第１章 船乗りと食事
第２章 海軍料理へのアプローチ
第３章 明治海軍と料理研究
第４章 大正期の海軍料理の発展
第５章 昭和海軍と華の艦隊料理
第６章 海軍料理の栄枯盛衰
著者等紹介
高森直史［タカモリナオフミ］
昭和１４年、熊本県人吉市出身。佐伯栄養学校卒、管理栄養士。海上自衛隊術科学校教官を経て、昭和３９年、海上自衛隊幹部候補生学校入校。卒業後、護衛艦補給長、防衛大学校教官、第一航空郡司令部幕僚、海上幕僚監部人事課、護衛艦隊司令部幕僚、海上幕僚監部補給課衣糧班長、同厚生課給与班長、第四術科学校研究部長、舞鶴地方総監部経理部長等を歴任。元一等海佐。平成６年に海上自衛隊退官後、平成１４年まで学校法人中川学園広島福祉専門学校教頭。防衛庁在職中、「肉じゃが」のルーツを旧海軍の料理書から発掘、海軍料理を通じて舞鶴、呉等地域の町おこしにも貢献。現在、海軍料理研究家として食文化普及に活動
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むらさめ
1
タイトルには事典とありますが、エッセイ仕立てで読みやすく面白くまとめてあります。海軍の料理～と思って読み始めると最初が大航海時代の話で面食らいますが、戦場におけるロジスティックスをざっくりと時系列に沿って説明してくれているお陰で経緯というか、全体の流れが掴めた点がいいですね。 ただちょっと、前項で出てきた内容の説明を何度もしているところがあってそこが少し退屈に感じたのが残念な点です。でも、総合的に見て面白いので、関心がある人には断然オススメです。2015/03/05
TALOS
0
以前から古今東西の軍隊のロジスティックスに興味があったので、今作を読んでとても勉強になりました。明治維新後の洋食文化の普及に海軍が大きく貢献していたことや海軍の教育システムが極めて高度で洗練されていたことは全く知るに及ばなかったことなので目から鱗が落ちる気持でした。2013/10/31
