内容説明
陸軍幼年学校、士官学校をへて近衛第六聯隊の聯隊旗手となり戦後いちはやく『小説・聯隊旗手』を発表して華やかな脚光を浴びたジャーナリズムの“鬼才”が活写した明治、大正、昭和三代の軍人青春群像。大伯父・陸軍大将武藤信義の血脈の著者が冴え渡るペンさばきも軽やかに綴った感動のロングセラー。
目次
第1部 青い雲(柿の木のある家;小さな軍都にて;大伯父の思い出;初陣の日清戦争;アムール河の惨劇;オデッサからの急報;ロシア伐つべし;屍山血河の戦場;ある日の武藤聯隊長 ほか)
著者等紹介
村上兵衛[ムラカミヒョウエ]
大正12年、島根県・浜田に生まれる。広島陸軍幼年学校、陸士卒。近衛歩兵第六聯隊旗手を経て、陸軍士官学校の区隊長で敗戦。戦後、東大独文科卒。三浦朱門、阪田寛夫らと『新思潮』(第15次)によって創作活動。昭和31年、「戦中派はこう考える」を『中央公論』に発表、以後、主として評論およびノンフィクションの分野で活動。財団法人『日本文化研究所』専務理事として、世界的視野で日本文化を探る仕事にも打ち込んだ。平成15年1月、歿
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