内容説明
海軍特別年少兵、新しい戦争の時代に見つめ直す満15歳の戦争体験!帝国海軍に志願、鍛練に鍛練をかさね、言語に絶する猛訓練と全人格ふれあい教育の中に育まれた少年たちにとって、勇気とは、国家とは、戦争とはなんであったのか!
目次
第1章 戦争のあらしの中で(一通の葉書から;戦火おこる ほか)
第2章 満十五歳の海軍生活(横志整二一一一四号;海兵団は広かった ほか)
第3章 われらかく戦えり(いよいよ実戦部隊へ;定員分隊活躍す ほか)
第4章 もう一つの体験(出航用意よし;“鬼の館山”にて ほか)
著者等紹介
増間作郎[マスマサクロウ]
昭和3年、宮城県生まれ。18年7月、横須賀海兵団入団、六十三分隊。19年5月、二十九期普通科兵器整備術(写真)練習生、洲ノ崎航空隊。同10月、洲ノ崎航空隊七十分隊。20年5月、整備兵長。同8月、三十期高等科兵器整備術(写真)練習生。終戦により復員
菅原権之助[スガワラゴンノスケ]
昭和18年7月、横須賀海浜団入団、十四分隊。19年5月、特十期普通科砲術練習生・陸上対空高角砲班、館山砲術学校。同9月末、一〇八号輸送艦乗組となり、八丈島、硫黄島、フィリピン、中国沿岸輸送任務に従事。20年5月、兵長。香港にて終戦を迎える
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