内容説明
太平洋戦争末期、漸減する資材と生産力のなかで、日本が軍事技術上、独自の開発を試みた先進的なプロジェクトがあった。その概要を伝えるとともに、さらなる発展をとげたであろう“兵器”の数々を図版とイラストで詳解する。
目次
第1章 航空兵器―戦闘機・攻撃機(二十試甲戦のゆくえ―試作計画;即戦用改造試作の内示 ほか)
第2章 誘導兵器―誘導弾(日本製誘導弾の展望―想定発展篇;地対空誘導弾“奮龍”―試作計画 ほか)
第3章 海戦兵器―潜水艦・航空母艦・戦艦(潜水空母イ四〇〇の進化―想定発展篇;「大鳳」改型(改マル五計画)―試作計画 ほか)
第4章 陸戦兵器―戦車・火砲・電磁兵器(試製加農砲戦車ホリ―試作計画;試製超重戦車オイ車―試作計画 ほか)
著者等紹介
桜井英樹[サクライヒデキ]
元東研軍事技術史研究会会員。主として軍事技術に関するレポートを月刊誌「丸」をはじめ各誌に執筆。主な著書に『日本の飛行機』『世界の名戦闘機』(立風書房)などがある。『幻のドイツ・ジェット』(潮書房)など欧米の技術史にも精通し、現在、「常陸評論」に軍事科学リポートを連載する
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