戦争 虚構と真実

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784769809685
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0095

内容説明

一兵士としてニューギニア最前線で戦った自らの実体験を踏まえ、世上に流布、既成事実と化している「戦争の嘘」を鋭い洞察力と精緻な分析力でわかりやすく解き明かす。作意的な証言、恣意的軽率な判断で形づくられた「戦争の真実」なるものの虚構を凝視し、冷徹公正な客観的歴史観を提示する太平洋戦争研究。

目次

証言と報道
歴史と戦記文学
歴史記述と事実
「ヤスクニ」と靖国神社
「レクィエム」のことば
破倫
「戦場の女たち」異聞
命令と体験の限界
ピジン・イングリッシュ
挽歌と「妹の力」
美と愛と死と
奇怪な流言
奇怪な報道
異常な戦場
虚構から世界へ
結びに代えて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

teitowoaruku

1
自分たちに都合のいい情報だけを切り取って報道し、飢餓地獄に陥っていた東部ニューギニアの日本軍は「悪」と決めつけたマスコミを批判する内容。しかしこのマスコミは、戦中は戦争を煽りに煽っておきながら、敗戦2年後には原爆投下を「平和への第一弾」と報じた朝日だった。伝達者の都合のいいように歪められる情報は、そのまま信じず突き放して見ることが必要と教えてくれる2020/07/16

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