内容説明
赤穂浪士や吉良家の人々の言い分・事情を、玄関をあがって座敷の中でかみしもを脱ぎ、洗いざらい聞きだしたやじうま的忠臣蔵始末!当事者本人が語り、あるいは書いたもの、風聞をもとに、同じ目線で書き綴った臨場感あふれるイラスト・エッセイ。国民的大事件「忠臣蔵」を裏側からのぞいたおもしろくてためになる歴史ロマン。この一冊で赤穂浪士の真実が見えてくる。
目次
起の章(三州吉良を行く;刃傷おこる;むさぼる吉良 ほか)
承の章(斬り合いということ;高田馬場の決闘;安兵衛の胸中 ほか)
転の章(大石、起つ。七・二八の円山;同志下る、緊迫する江戸;美少年・矢頭右衛門七の苦難 ほか)
結の章(寺坂吉右衛門の居場所;罪、子供におよぶ;吉良義周、幽愁の日々 ほか)