内容説明
データで読み解く激動の２０世紀！アメリカ建国史上最悪の戦争！インドシナの地で繰り広げられた、東西冷戦時代最大規模の戦い―２度の現地取材と豊富な資料で検証するベトナム戦史研究の集大成。
目次
第１章 ベトナムという国
第２章 インドシナ戦争とつかの間の平和
第３章 ベトナム戦争
第４章 戦争に参加した軍隊と主要な戦闘
第５章 北爆
第６章 数字から見たベトナム戦争
第７章 戦争の勃発、結末の原因を探る
第８章 ベトナムのその後
第９章 戦争に関わった主要な人物
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紙狸
6
1999年刊行。ベトナム戦争について概観を得たいと、図書室で検索して見つけた。この戦争については日本語の本も大量にあるが、戦争中に出されたものが多い。距離を置いてその全体像を捉えようとした本は案外少ないのではないか（日本では）。その意味でこの本は貴重だ。前史も叙述している。フランスの植民地だったベトナムに1940年に日本軍が進駐する。そして日本の敗戦。共産系の独立運動組織ベトミンが独立を宣言。「この時点でフランスがベトナムの再支配を諦めていれば、ベトナム戦争は勃発しなかった」(34頁）という指摘は重い。2019/02/15
ハマザキカク
1
かなり分かりやすい。2015/08/01
湧太郎
0
ベトナムがフランスからの独立をかけたインドシナ戦争から本書は始まる。 そして、南ベトナムをアメリカからの独立を目指したNLFをきっかけにベトナム戦争へと発展していく。 タイトルに「わかりやすい」と入っているだけあって本当にわかりやすい。 数字による説明を中心に事実だけを記してあるため偏りがなく、教材としてはかなり信頼できると思う。2021/03/23
ひつじのよう
0
ベトナム戦争について知りたくて借りてきました。南側の上層部は戦時中にも関わらず権力争いにあけくれていて呆れてしまった。あれだけの戦力差があっても勝てないものなのか…毎年何万という兵士たちが死傷しているのにその分以上に補充されていくのが恐ろしいなと思いました。2019/03/03
