内容説明
「トラ・トラ・トラ」（われ奇襲に成功せり）―歴史的一文を発した真珠湾攻撃隊総指揮官の生涯を辿りながらその場にみずからものぞんだ太平洋戦争勝利の緒戦からミズーリ艦上の降伏調印式まで、その激戦の跡を描いた人物・日米戦争。軍人から伝道者へ、伝道者から農夫へ、農夫からふたたび軍人へと回帰した海の男の物語。
目次
第１章 羈絆からの脱出
第２章 死者の聖地
第３章 武人の本懐
第４章 不死身の伝説
第５章 悪夢の相似形
第６章 運命の岐路
第７章 黒い雨
第８章 勝者と敗者
終章 墓碑の独白
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ayano
1
感想を書いてなかったので再読。 読んでてちょっと美談にしているのかなと感じた部分はあるけれど、戦時中は私情ではなく命令と信念が全てだったのかなと読んでいて思った。 戦後の人生を読んでいて、悲しさよりも寂しさとやりきれなさ、日本人でいたくないとかアメリカ人になりたかったのではなく何者にもなりたくなくなったのではないかと感じた。 2021/07/11
