内容説明
勇壮なる男の最後の血戦。ワーテルローの戦いから5年、シャープとハーパーは新たな使命を帯びて、独立戦争のさなかの南米・チリへ向かう―つぎつぎと現われる人物は、果たして敵なのか、味方なのか。すべては謎に包まれたまま、謀略に巻き込まれてゆくヒーローの命をかけた最後の戦い。痛快冒険ロマン。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
秋良
15
昔の友人、ビバールを探すために南米へ赴くシャープとハーパー。海軍の鬼才コクランが絶え間ない悪態と憎めなさで良いキャラしている。ワーテルローは終わったのになぜ続きを?と疑問だったけど、このシリーズはナポレオンが死ぬまでは終わらないと納得した。もう2人とも戦わなくていいことに読んでるこちらもほっとするような、寂しいような気持ちになる。2023/05/17
鐵太郎
5
ノルマンディーで農夫となっているリチャード・シャープのもとに、かつて恩を受けたスペインのモウロモルト伯爵ことブラース・ビバールの行方を捜して欲しいと依頼する人がいます。ドーナ・ルイーザ・ビバール、すなわちモウロモルト伯爵夫人その人。ヨーロッパで暴れ回ったシャープも、5歳のパトリックと3歳のドミニークの二人の子と、ルシールという妻(あは!)を得た家庭人。今さら昔の冒険などしたくない。しかし… 2006/02/17
ショート
0
《読了短歌》太っても痩せても君とどこまでも行こうシャープとハーパーのように2016/04/27