孤島の戦場悲しき兵隊よもやま物語

東倉 勉一【著】/カゴ 直利【イラスト】

潮書房光人新社（1990/11発売）

• サイズ B6判／ページ数 238p／高さ 19X14cm
• 商品コード 9784769805335
• NDC分類 916
• Cコード C0095

内容説明

その生命は一銭五厘。赤紙一枚の消耗品なれど、一寸のムシにも五分のタマシイ―。階級絶対社会のアツレキにめげず、切ないココロを内に秘めて、機知機略、粒々辛苦する兵隊たちのユーモアとペーソス。

目次

行く先は地獄島
大胆不敵な敵潜
失神兵士に大ビンタ
居眠り暗号教室
南洋第５支隊の悲劇
空中列車と葬送行進曲
催涙ガスぜめ
中隊長の本音
アメーバ赤痢
末期のうわ言
末期的症状
Ｂ２９毒ガス騒動
生き残りの２人
敷布が原爆よけ
略奪解散〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[鈴木誠二]

表題の孤島、父島でのエピソード以外にも、描かれることのほとんどない電報班の様子や、同じ陸軍病院でも、横須賀極楽病院と「情け知らずの善通寺」の違いなど興味深い。

2014/06/14