内容説明
三乙・丙種が兵隊ならば蝶々トンボも…とかなんとか言われながらも、戦局の傾斜と共にあわや地獄行き。軽妙イラストエッセイ。
目次
歩兵の魂
食糧難の中の兵隊
弱兵班
軍人精神の基
砂漠に陽が落ちて
赤紙が来た
国家総動員法
徴用令状
天国と地獄
臨時召集兵〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
高木正雄
2
前半は新兵さん、後半は軍属としての物語。補充兵であるから古兵はおらず、陰湿なことはなかったそうだがかなりつらそうである。ニューギニアに派遣されることになる作者だが脱腸になったことにより、陸軍病院に入院となる。ニューギニアに行った部隊はどうなったのだろうか。軍属の生活はあまり語られることのないように思うから新鮮だった。兵よりは上の立場で下士官待遇だろうか。賀陽宮は留守第3師団長でこの時の中部軍司令官は後宮淳なのだが、なぜ宮様が中部軍司令官と呼ばれているの?2025/08/18
鈴木誠二
1
表題の陸軍補充兵としてのよもやまも面白いですが、戦時中のデザイナーがどんな仕事をしていたのかということが分かる貴重な記録です。カゴさんも自主制作アニメを作ろうとしていたのか! あと、上部から腐り出していることを目の当たりにする大陸での一連のエピソードが素晴らしすぎ~2014/05/26




