内容説明
書く人を得て浮き彫りにされた海軍中将大西滝治郎とその妻の素顔。“神風特攻の父”の真実を、長官の身辺で仕えた副官が伝える異色、感動のノンフィクション。機体もろとも敵艦に体当たり攻撃を敢行してみずからの肉体を四散させた若者たちと、死にゆく者たちを送った司令長官の懊悩の日々を描く。
目次
第1章 幻の戦果―台湾沖航空戦
第2章 士官室の沈黙―神風特別攻撃隊
第3章 落日の波濤―捷一号作戦
第4章 見敵必殺―第二、第三神風特別攻撃隊
第5章 遠い編隊―レイテ島決戦
第6章 冬枯れの風景―クラーク複郭陣地
第7章 形見の巻紙―司令部、台湾へ
第8章 棺を蔽うて―沖縄天一号作戦
第9章 最後の別れ―長官、軍令部次長へ
第10章 善く戦いたり―終戦・遺書
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