海の勇者ハザード・シリーズ 黒海の死闘

スチュアート，Ｖ．Ａ．【著】〈Ｓｔｕａｒｔ，Ｖ．Ａ．〉/海津 正彦【訳】

潮書房光人新社（1986/12発売）

• サイズ B6判／ページ数 216p／高さ 19cm
• 商品コード 9784769803270
• NDC分類 933
• Cコード C0093

内容説明

守備堅固なロシア海軍基地セバストポル包囲攻撃作戦は、新任のフランス軍総司令官の全面的協力によって、ただちに実行に移された。そして、クリミア戦争はいよいよ決戦のときを迎える。…連合側の先鋒を担う英国黒海戦隊のハザード艦長は、海峡の濃霧と夜陰に紛れて、アゾフ海侵攻にさきがけ標識浮標の敷設を命ぜられる。―帆船時代の最後の海戦サスペンスを現出させる壮大な戦史ロマン！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[鐵太郎]

セバストポール要塞攻略戦も終盤、アゾフ海への航路を探るフィリップは、水面ぎりぎりのところに沈んでいえる新兵器「水雷」を発見します。これが噂のロシア製『悪魔の兵器』らしい。掃海を始めるハントレス号ですが、艦長の直接指揮による上陸作戦（またですか）で重傷を負って捕虜になってしまう。しかも、捕虜虐待の汚名の元に軍法会議に。さあ、この先どうなるのか。　──残念ながらこのシリーズの翻訳はここで終わり。東洋へ行くらしいフィリップの冒険はもう読めません。残念。

2010/10/31