感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ayano
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感想を書いてなかったので再読。 山本長官の護衛戦闘機として飛び立ち、結果として護りきれなかったという事態を背負いながら終戦あるいは壮絶な戦死に至るまでの個人に焦点を当てた本。 家族もあり思い出もあり…にの中で心情は如何許りかと思う。読んでいて辛いのが、皆若い。護衛戦闘機として飛び立った時からの短い人生が濃いけど、その短さに読んでいて切なくなる。2021/05/23
主将ペンギン
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優秀な戦闘機乗り達が、過酷な宿命に次々と散っていく。国や家族を思う純粋な気持ちが胸に迫る。国力の差による物量の圧倒的な違い、軍首脳部の怠慢・機能不全に、最前線の現場が追い詰められていく。死ぬのは常に現場の人間で、戦後ものうのうと生き残った軍首脳部はどう責任を取ったのか。若い人こそ読んだ方が良い。2020/06/24