内容説明
長年ジャイアンツ担当記者として長嶋と松井を取材し続けてきた著者による、プロ野球が生んだ不滅のヒーローの秘話満載のストーリー。
目次
第1章 師弟の絆(東京ドーム最後の素振り…;初のダブル国民栄誉賞はこうして… ほか)
第2章 師弟誕生(なぜ松井だったのか;怪童松井に見惚れた日… ほか)
第3章 師弟の猛練習の日々(1000日計画スタート;素振りの音で… ほか)
第4章 師匠の教えは技術より人間力(常に凛として下を向くな!!;人間力を高めろ!! ほか)
第5章 絆は永遠に…(巨人と決別、メジャーへ;挫折を乗り越えて ほか)
著者等紹介
柏英樹[カシワヒデキ]
スポーツジャーナリスト。1942年、東京生まれ。青山学院大学経済学部在学中はラグビー部主将として活躍。1964年、報知新聞社に入社。オリンピックなど国内外のスポーツ取材を重ね、1976年から巨人軍を担当。王番、長嶋番記者を長く続け(のち編集委員)、報知新聞退社後も家族同様の親交を温めている。現在、ラジオ日本「柏英樹のG PLUS SPORTS」パーソナリティ、読売・日本テレビ文化センター講師、(社)環境アスリート協会理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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もとむ
2
松井秀喜著「エキストラ・イニング」を読んで、改めてこの稀代のスラッガーに心打たれ、こちらも読了。何を読んでもやはりその人格の素晴らしさが際立ちますね。長嶋さんが「四番1000日計画」としてマンツーマンで指導したのも、松井の才能はもとより人柄にも惹かれて…と改めて納得しました。これだけチームにもファンにも「人柄を含めて」愛される選手は、昭和のプロ野球ではそれこそON以来ではないかと。また野球界に戻って来てもらいたいと思うのは、きっと僕だけではないですね✨2024/07/16
Shingo Kurosawa
1
自分自身が松井を崇拝しているので、本当に感動しながら読み進めることができた。松井と長嶋監督の素振りに関しては引退してから公にされることが多いが、これは長嶋監督の「プロは舞台裏を見せない」という信念によるものだったという。太陽のような長嶋監督とそれを受け継いでいる松井。この本ではその「舞台裏」が描かれている部分も多く、やっぱり一流の人たちは人間性が優れていると実感。2013/11/13