出版社内容情報
日々のイライラや疲れから「なんかうつっぽいなぁ」と感じる。30代40代にとってこの感覚は危険信号。日本一予約のとれない名カウンセラーが、その原因を分析し、心と体の向きあい方や人づきあい、生活改善などの方法を紹介。
なんか調子が悪い… ダメなやつだと自分に自信がもてない… 無性にイライラするときがある… 全然疲れがとれない… たまに人間関係が面倒くさくなる… 時おり、 漠然と不安になる… たまに、封印したはずの過去が心をかき乱す… etc.
なんだか分からないけど、こんなモヤモヤした気分になることがありませんか?
この曇った気持ちから解き放たれて、スッキリした心持ちで落ち着いて日常を過ごしたい。
でも、上手く気分転換ができない。
心のスイッチが切りかえられない。
原因は、心と体のストレス。
この気がつきにくいストレスを放っておくと、徐々に心と体が蝕まれ、いつのまにか病に陥ってしまう危険があります。
その危険が特に高いのが、30代。
目の前の目標に突っ走ってきた20代までと異なり、仕事に慣れ責任もでてきてバリバリ働く時期、プライベートではお金に余裕がでてきて充実しだす頃。だからこそ、このままでいいのか?と将来のライフプランについて真剣に悩みだす人生の転機、30代。
その30代に迫るこの危険を代表的な年齢から35歳クライシス(危機)と名づけました。
その危険が特に高いのが、30代。でも、なんで30代?
様々な統計データから、その原因と社会的要因を分析し、心と体の向きあい方や人づきあい、生活改善といった、心のバランスを整えるストレスコントロールの方法を紹介します。
目次―――――
はじめに
【第1章】人生の転機になる「35歳クライシス」ってなに?
■30代・40代がいま、悩んでいること
過労データでわかること
自殺データに現れたひとつの山
30代・40代の不安とは?
■“35歳クライシス”とはなにか?
従来の心理学的3つのターニングポイント
“35歳クライシス”は3種複合クライシス
■どんなタイプの人が陥りやすい?
「元気な人」がうつになる…“パターン1”型
「過去の傷」でうつになる…“パターン2”型
2つのパターンに共通する悪循環
■クライシスの原因となる3つのトラブル
【第2章】心はなんでつまずくのか?
■蓄積疲労トラブルはなぜ生じるか?
35歳は、エネルギー回復量と活動量の転換期
拍車をかける「晩婚化」
ストレス解消のはずが、疲労をためている?
自覚できない疲労の正体
蓄積疲労トラブルでつまずかないために
■情報トラブルになぜ巻きこまれるか?
人はなぜ、情報を求めるのか?
若者のうつが増えた理由
情報化社会が情報が偏らせる?
情報化社会と傷つきやすさの関係
情報で傷つきすぎないために
【第3章】なぜ、「生きていく自信」がもてないのか?
■35歳クライシスを悪化させる自信トラブル
自信はどうやってつくられるのか
自信データのギャップが激しくなる時期
社会のなかで「生きていける」という自信がもてない
人とうまくつきあえるvsつきあえない分岐点
■人間関係にとって大切な「3大テーマ」
現代の結婚事情と自信の関係
職場の人間関係に苦しむ時期
中途半端な親との関係
■35歳は、次のステップへの切り替え時期
【第4章】回復しにくい「うつ感情」とのつきあい方
■長期化しやすい「うつ」の正体と問題点
35歳クライシスの典型的な事例
35歳クライシスのうつは、新型うつ?
新型うつの正体は、「中途半端な疲労型うつ」
新型うつの「急に休む」「休日は元気」の理由
新型うつでは「他人への非難が強くなる」理由
■35歳クライシスを成長の転機とする
うつをもぐりこませる要因1―認められない駄目な自分
うつをもぐりこませる要因2―しっかりと休みをとらない
うつをもぐりこませる要因3―様々なものへの“しがみつき”
うつをもぐりこませる要因4―人へのしがみつき
■心身のコントロール感をあげる自信のつけ方
3種類の“自信”
自信回復作戦1―心の切り替えポイント【東洋型と西洋型】
自信回復作戦2―心のバランスの整え方【転換ではなく修正】
【第5章】自分でできる「ストレスコントロール」
■感情コントロール(実行・効果・注意点)
感情の整理1―「体を動かす」
忘れる・考えないようにする
「忘れる」と「感じる」のバランス
「忘れる」と“自信”の関係
感情の整理2―“フォーカシング”と“呼吸法”
記憶の整理1―「言葉にする」
記憶の整理2―「新しいイメージをかさねる」
■センサー(感覚)コントロール(実行・効果・注意点)
原始人センサーを開く1―「しっかり味わう」
原始人センサーを開く2―「体の声を聞く」
長距離を効率よく
原始人センサーを開く3―「好き/嫌い」を優先する
第2の自信と第3の自信のバランス
■コミュニケーションコントロール(実行・効果・注意点)
人間関係悪化防止の基本3ステップ―「ABC」
攻撃への防御1―「ノート」と「イメージ」で状況把握
攻撃への防御2―「シミュレーション」で反撃態勢
シミュレーションは感情のケア
人間関係のトラブル解決1―“モデリング”
人間関係のトラブル解決2―“過去の力”
先が見えてラクになる&“3YGKT”で人間力UP
行動に移せる自信(勇気)がつく
どうにもならない人間関係を落ち着かせる―“内観法”
親との関係を改善
ネットでの人間関係
■思考・心身コントロール(実行・効果・注意)
心のコリがラクになる1―「たしかに…ならば―」
40回・400回の原則
心のコリがラクになる2―“いいとこ探し30”
経験を次につなげる―「7対3」
人間関係も「7対3」
ストレスコントロール最重要対策―“エネルギーケア”
生きることがラクになる―「弱音を吐く・人を頼る」
生活に密着したスキル向上がストレスを減らす
終わりにかえて
【編集者からのコメント】
私自身ちょうどこのクライシスに足を踏み入れつつある年齢。
「時どきあるあの感覚って、これが原因だったのか!」「自分の生活のあの部分、直した方がいいなぁ。」などと納得しながら、時に厳しいながらも、言葉の端々に溢れ出る悩み苦しむ30代への下園先生の優しいまなざしに安らぎを覚えながら、原稿を読みました。
仕事やプライベート、これからの人生設計、自分の体力や精神力について悩みの深い35歳世代に、これからの人生をより心地よく生活していくための知識が詰まっています。
【著者紹介】
陸上自衛隊衛生学校メンタルヘルス教官・一等陸佐。心理療法カウンセラー。 1959年、鹿児島県生まれ。防衛大学校卒業後、陸上自衛隊入隊。筑波大学で心理学を研修し、陸自初の「心理幹部」として多くのカウンセリングを手がける。現在は、陸自衛生学校でメンタルヘルス教官として衛生科隊員(医師・看護師など)やレンジャー隊員などにメンタルヘルス、自殺防止、カウンセリング、ストレスコントロールなどを教育している。日本一予約のとれないカウンセラーとして、有名である。 著書に『うつからの脱出』(日本評論社)、『「プチうつ」気分にサヨナラする本 』(PHP研究所)、『1時間で相手を勇気づける方法 』(講談社)、『あきらめの悪い人 切り替えの上手い人』(講談社+α文庫)ほか多数。
内容説明
30~40代に多くの人がつまずく35歳クライシス「自信」を蝕んでいくこのクライシス(危機)は、人生の重大な岐路となる。なんか調子が悪い…テンションがあがらない…なんとなく自信がもてない…無性にイライラする…こんな「うつっぽい」心がラクになる・心のバランスが整う。クライシスが成長への転機となる。35歳クライシスの原因分析とストレスコントロール法。
目次
第1章 人生の転機になる「35歳クライシス」ってなに?(30代・40代がいま、悩んでいること;“35歳クライシス”とはなにか? ほか)
第2章 心はなんでつまずくのか?(蓄積疲労トラブルはなぜ生じるか?;情報トラブルになぜ巻きこまれるか?)
第3章 なぜ、「生きていく自信」がもてないのか?(35歳クライシスを悪化させる自信トラブル;人間関係にとって大切な「3大テーマ」 ほか)
第4章 回復しにくい「うつ感情」とのつきあい方(長期化しやすい「うつ」の正体と問題点;35歳クライシスを成長の転機とする ほか)
第5章 自分でできる「ストレスコントロール」(感情コントロール(実行・効果・注意点)
センサー(感覚)コントロール(実行・効果・注意点) ほか)
著者等紹介
下園壮太[シモゾノソウタ]
陸上自衛隊衛生学校メンタルヘルス教官・一等陸佐。心理療法カウンセラー。1959年、鹿児島県生まれ。防衛大学校卒業後、陸上自衛隊入隊。筑波大学で心理学を研修し、陸自初の「心理幹部」として多くのカウンセリングを手がける。現在は、陸自衛生学校でメンタルヘルス教官として衛生科隊員(医師・看護師など)やレンジャー隊員などにメンタルヘルス、自殺防止、カウンセリング、ストレスコントロールなどを教育している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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