内容説明
世の中には「誰がやっても儲かるビジネス」などない。あるのは「お客のニーズに応えたビジネスだけが儲かる」という法則である。出前ビジネスは、「お客のニーズに応えている」から伸びているのである。では出前ビジネスは、お客のどんなニーズにどのように応えたからビジネスとして伸びたのか。この課題に的を絞り込んで考えてみたのが本書である。
目次
いま、なぜ出前ビジネスが急増しているのか(お客が出前を利用しているのはなぜか?;業者が参入しやすいのはなぜか?)
出前でどのように売っているのか―販売方法の多様性(「出前の仕方」の二つの課題;無店舗販売における出前ビジネスの位置づけ;出前ビジネス業者のメリット)
お客はどのように出前を利用しているか―購入方法の多様性(まず出前の利用を体験する;どうすればお客は利用しやすいか)
「出前」で何を売ればいいのか―取扱い商品の選び方(注文してすぐ届けて欲いものは何か;指定した場所・時間に届けて欲しいものは何か;買うために時間を割きたくないものは何か;自分で持って帰りたくないものは何か;リピート・オーダーが継続していく商品は何か;薄利多売商品か“厚利少売”商品か;「出前するモノ」の工夫で開く可能性)
誰に的を絞り込めば成功するのか―新規市場の開拓法(「何を」が先か、「誰に」が先か;ターゲットを変えてみる;どのようにターゲットを絞り込めばいいのか)
これからの出前ビジネスはどんな人がやれば成功するか―実行者の判断基準(同じモノでも人が変わればこんなに大儲け;「出前する人」の工夫で開く可能性)
出前は“いつ”を抜きには語れない―出前をする時・時刻・時期(出前はスピードだけが取り得なのか;24時間のいつを狙うか;「とき」の工夫で開く可能性)
出前ビジネスに場所の制約はあるか―距離と場所の関係(店舗の宿命だった立地条件を乗り越えた出前ビジネス;地域密着型出前ビジネス;出前に距離の限界はあるのか;出前における都市型と郊外型;“そこ”でなければできない出前の可能性)
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